(下水道用資器材)レジンマンホール

近未来の下水道施設のニーズに対応します

img_manhole1わが国下水道の歴史も明治33年下水道法制定以来100年を経て、ようやく普及率60%を超えましたが、「下水道完備の日本」への道は程遠く、国民皆下水道を目指して、これからが本番でしょう。
近年、生活様式の変化に伴う生活雑排水の多様化などにより、下水道施設を取り巻く腐食環境は、コンクリートの劣化を促進し、大きな社会問題となってきましたが、今後の課題は施設の建設と維持管理との整合であり、質的充実であると思われます。
これらの硫酸塩環境を克服し、優れた耐久性をもつレジコン製マンホールは、平成9年4月1日付けで日本下水道協会規格「JSWAS K-10」として制定されました。
耐食性・高強度・施工性に富み、21世紀の未来を担う子供たちが幸せに暮らせる豊かな国造りに貢献していきます。
硫化水素に起因する硫酸腐食環境に対して、高い耐食性を有する組立てマンホールで、公益社団法人日本下水道協会が設定した腐食環境条件Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ種全てに適用できます。
弊社では0号~2号までを製造しています。

構成部材

img_manhole2 調整リング
img_manhole3 頂版
img_manhole4 底版
img_manhole5 直壁・管取付壁
img_manhole6 スラブ
img_manhole7 中間スラブ

レジンコンクリート製マンホールの利用環境

製品の薄肉厚、軽量化が図れ、優れた耐久性を有していることから、以下の示す特別環境で利用できる。

耐酸性が要求される環境

公益社会法人日本下水道協会が設定した腐食環境条件Ⅰ種、Ⅱ種、Ⅲ種のすべてに使用可能。
硫酸に対して優れた耐食性を有しており、マンホールポンプ、圧送管の吐出し先、工場排水、温泉排水および海水の浸入等、多量の溶存硫化物が生成される環境に適している。
腐食環境条件Ⅰ種およびⅡ種の場合、セメントコンクリート製マンホールは防食塗装が必要であり、このような環境で工事費を比較すると、レジンコンクリート製マンホール本体の材料費は、鉄筋コンクリート製組立マンホールおよび現場打ちセメントコンクリート製マンホールと比べて高価であるが、工事期間が大幅に短縮され防食塗装工まで考慮した全体の工事費では経済的となる。

 腐食環境条件と平均硫化水素ガス濃度

分類 腐食環境条件 摘要
Ⅰ種
(50ppm以上)
硫化水素の発生要因近傍で、硫化水素ガスの滞留が多く、腐食が厳しい環境。(維持管理上、発生源対策を必要とする。) 放置した場合、供用年数10年未満で鉄筋が露出している状態(劣化度Aランク)に達する腐食環境を想定。
Ⅱ種
(10~50ppm)
硫化水素の発生要因に近傍し、硫化水素ガスの滞留があり、腐食速度が緩やかな環境。(発生源対策を必要とする場合と必要としない場合がある。) 放置した場合、供用年数10年未満で骨材が露出している状態(劣化度Bランク)に達する腐食環境を想定。
Ⅲ種
(10ppm以下)
硫化水素の発生要因に近傍しているが、硫化水素ガスの滞留は少なく、腐食速度が小さい環境。 放置した場合、供用年数10年未満でコンクリート表面が荒れた状態(劣化度Cランク)に達する腐食環境を想定。

大型重機が利用できない環境

レジンコンリート製マンホールは、鉄筋コンクリート製マンホールに比べて軽量である。
0号(円形75)~4号(円形180)では、最大重量(円形180)が2.4t程度であるのでトラッククレーンの4.9吊で十分な重量である。

価格・実績

耐酸性を考慮した場合、鉄筋コンクリート製組立マンホールの内面にライニングした製品と比較すると、ほぼ同額となります。
2~3号やマンホール深が深くなれば、レジンマンホールの方が安価になり、マンホールポンプ場や圧送の吐き出し口、海水の浸入の可能性がある箇所等の実績が増えています。そして、レジンマンホールは、高強度で軽量なことから取扱いが容易であり、据え付け費用が低減でき、軽量で耐久性に優れた長寿命化製品であることから、省資源かつライフサイクルコストを低減できます。

レジンマンホールの部材・寸法(JSWAS K-10登録)

img_manhole22 ■調整リング
注 ※印はJRPA規格であり、JSWAS K-10類似品として承認された部材
img_manhole26 ■150(3号)
注 ※印はJRPA規格であり、JSWAS K-10類似品として承認された部材
img_manhole27 ■180(4号)
注 ※印はJRPA規格であり、JSWAS K-10類似品として承認された部材