太陽インダストリー株式会社 段ボール事業部

太陽インダストリー株式会社 段ボール事業部 技術情報

ECT値について

ECT値について

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当社では、JIS Z0403-2で定められる段ボールの垂直圧縮強さ(ECT値)を各段ボールシートごとに測定しています。

それは、圧縮強度を机上計算で概略設計するためです。

計算式にはウォルフ式というものを採用しています。

一般にはケリカット式というものが採用されて広く普及しているようですが、ケリカット式はあくまで3辺が60cmの段ボール箱を基準としており、また紙の圧縮強さであるリングクラッシュ値を用いています。

結果、高さや扁平比率の概念や、段ボールシートへの加工時の劣化については一切加味されておらず、計測上でも実測値に比べかなり低い値が算出されます。

つまり、過剰品質になりがちな計算ができてしまうわけです。

しかしウォルフ式では、段ボールシートへの加工劣化が含まれているECT値を基準とし、周辺長・扁平比率・箱高さの概念が加味された算出結果が出るため、実測値ともかなり近似の数値が算出されます。

ここからさらに手掛穴や印刷劣化を加味したものが計算上の圧縮強度となるわけです。

なので、ECTの標準値データを持っておくことは非常に重要なことになるわけです。

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